VAZ-2101 (自動車)

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VAZ-2101
フロント
リア
概要
別名 ラーダ・1200(輸出名)
販売期間 1970年 - 1989年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 直列4気筒ガソリン・OHVまたはDOHC
変速機 4/5速MT・3速AT
前:独立 ウィッシュボーン コイル  
後 :固定 トレーリングアーム パナールロッド コイルマクファーソンストラット コイル
前:独立 ウィッシュボーン コイル  
後 :固定 トレーリングアーム パナールロッド コイルマクファーソンストラット コイル
車両寸法
ホイールベース 2,424 mm
全長 4,073 mm
全幅 1,611 mm
全高 1,382 mm
車両重量 955 kg
その他
累計生産台数 約1500万台
系譜
後継 VAZ-2105
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VAZ-2101(ヴァース-2101)は、旧ソビエト連邦自動車メーカーアフトヴァース1970年から生産し、VAZブランドで販売していたフィアット・124ライセンス生産車である。

概要[編集]

アフトヴァースが初めて生産した車種で、同社はVAZ-2101の発売により、ゴールデンマーキュリー賞を受賞している。2000年自動車雑誌が実施した調査の結果では、20世紀最高の国産車に選ばれた。

1966年8月16日イタリア自動車メーカーフィアットらとの協力で、ソビエト連邦に自動車工場を建設する計画を実現し、フィアット・124のライセンス生産車としてVAZ-2101が発売された。元々イタリア向けの車種のため、ロシアの道路事情に合わせてサスペンションエンジンなどが改良されている。また、本家フィアット・124には採用されていなかったオーバーヘッドカムシャフトを採用した。

また、VAZ側が改良した一部は、本家フィアット・124にも採用された。(例: シャーシ。フィアットでは、この改良されたモデルは「124R」として販売された。「R」は「ロシア」の略。)その後も多くの派生車種、および後継車種が登場した。これらのモデルは「ジグリ」と呼ばれ、由来は工場近くにあるジグリ山塊である。

VAZ-2101は、エコノミーカーとしてラーダブランドで西洋に輸出されていた。1979年に改良モデルであるVAZ-2105が登場したが、1988年までは国内市場向けに継続生産された。

VAZ-2101ベースのステーションワゴンVAZ-2102

登場作品[編集]

VAZ-2101ベースの高級車VAZ-2103

1971年 - 幸運の紳士たち(ロシア語:Джентльмены удачи)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]