風間宏子
風間 宏子(かざま ひろこ、1951年8月24日 - )は、日本の漫画家。静岡県沼津市出身。
略歴[編集]
1970年、『りぼん』(集英社)8月号に掲載された「ろう人形が泣いた!」で漫画家デビュー。1970年代前半は、『りぼん』や『りぼん増刊』(集英社)で芸能人スターの物語などを描く。1975年から『少女コミック』『プチコミック』(いずれも小学館)に作品を連載。1980年からは『月刊プリンセス』(秋田書店)でも連載を開始する。1990年代以降はレディースコミック誌に発表の場を移し、『YOU』(集英社)、『Silky』(白泉社)、『JOURすてきな主婦たち』(双葉社)などを経て、『Eleganceイブ』(秋田書店)で主に活躍。
代表作は「ダークエンジェル」。ミステリや伝奇ロマン、ホラー漫画も多く手掛けており、こうした作品を収録した雑誌増刊がしばしば刊行されている。
主な作品リスト[編集]
- ブラパン専科(1975年 - 1976年、『少女コミック』、小学館)
- あの娘のほうが力持ち(1976年、『少女コミック』)
- めいわくかしらン(1977年、『少女コミック』)
- ビオランテ(『ちゃお』1979年10月号 - 1980年12月号、小学館)
- 万太郎ちゃんがスキ!(1980年 - 1981年、『月刊プリンセス』、秋田書店)
- ラブタウン発…あなたへ(1981年 - 1982年、『月刊プリンセス』)
- ホテル・カリフォルニア(1982年 - 1983年、『月刊プリンセス』)
- 窓ぎわ族のポップちゃん(1982年 - 1983年、『プチコミック』、小学館)
- おしゃべりな羊たち(1984年 - 1985年、『月刊プリンセス』)
- たらこ坂純情(1983年 - 1984年、『プチコミック』)
- 丑三つの森(1986年 - 1992年、プリンセスコミックス全4巻。ホラーMコミック文庫より上下巻で復刊)
- 暗闇の神話(1987年 - 1993年、プリンセスコミックス全9巻)
- きょう会社を休もう!(1992年、『YOU』、集英社)
- 赤と黒のカノン(『JOURすてきな主婦たち』、双葉社)
- ダーク・エンジェル(『Eleganceイブ』1995年[1] - 2003年11月号、秋田書店、秋田コミックスエレガンス全22巻)
- Mの伝説〜ダーク・エンジェルII〜(『Eleganceイブ』2003年12月号 - 2009年3月号、秋田コミックスエレガンス全13巻)
- M〜ダーク・エンジェルIII〜(『Eleganceイブ』2009年4月号 - 2014年5月号、秋田コミックスエレガンス全12巻)
- ドクターM〜ダーク・エンジェルⅣ〜(『Eleganceイブ』2014年6月号 - 2017年8月号、秋田コミックスエレガンス全8巻)
- ダーク・エンジェル レジェンド 外科医 氷川魅和子(『Eleganceイブ』2017年10月号 - 2020年5月号、秋田コミックスエレガンス全8巻)
- 神の手をもつふたり〜ダーク・エンジェル外伝〜ブラック・ジャック×氷川魅和子(原作:手塚治虫[1]、『Eleganceイブ』2013年10月号) - 作画、
- メイクドクター 化粧心療士・加賀見耀子(『JOURすてきな主婦たち』、双葉社)
- 0のコネクション(『Eleganceイブ』2020年8月号[2] - 2022年1月号[3])
脚注[編集]
- ^ a b “神の手をもつふたり〜ダーク・エンジェル外伝〜ブラック・ジャック×氷川魅和子”. 秋田書店. 2018年10月4日閲覧。
- ^ “手がかりは黒電話に関する都市伝説…風間宏子の新作ミステリーがエレイブで開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年6月26日) 2021年11月26日閲覧。
- ^ “Eleganceイブ 2022年1月号”. 秋田書店. 2021年11月26日閲覧。