妙金寺

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妙金寺

妙金寺(みょうきんじ)は、栃木県宇都宮市仲町にある日蓮宗の寺院。山号は法光山清光院。旧本山は大本山本圀寺(六条門流)、小西法縁。日蓮真筆曼荼羅(鴛鴦大曼荼羅)を祀る。

現在の住職は野澤日慈(37世)。

歴史[編集]

文永2年(1265年)立正大師日蓮が君島備中守の邸に宿泊した。この際に母が弟子となり、妙金という僧名と二幅の本尊が授けられる。

妙金尼没後、君島備中守が妙金尼菩提の為に、この邸の地に徳治2年(1307年)日蓮の孫弟子で朗門の九鳳の一人である日印を招聘し開山した。

昭和20年(1945年)宇都宮空襲で七堂伽藍を焼失した。現在の本堂は戦後に復興されたもの。平成29年(2017年)には、祖師堂を再建した。

歴代[編集]

  • 日印(開山)
  • 日静(2世)

旧末寺[編集]

日蓮宗は昭和16年に本末を解体したため、現在では、旧本山、旧末寺と呼びならわしている。

  • 藤原山慈眼寺(日光市藤原)
  • 正法山妙福寺(さくら市馬場)
  • 妙光寺(那須烏山市南)
  • 妙喜堂(宇都宮市)現在は閉堂

参考資料[編集]

  • 日蓮宗寺院大鑑編集委員会『宗祖第七百遠忌記念出版 日蓮宗寺院大鑑』大本山池上本門寺 (1981年)

公式サイト[編集]