女戦士エフェラ&ジリオラ
女戦士エフェラ&ジリオラ | |||
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ジャンル | ファンタジー | ||
小説 | |||
著者 | ひかわ玲子 | ||
イラスト | 米田仁士(大陸ノベルズ、講談社X文庫ホワイトハート) 服部あゆみ(大陸ネオファンタジー文庫) 芳住和之(幻狼ファンタジアノベルス) | ||
出版社 | 大陸書房 | ||
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レーベル | 大陸ノベルズ 大陸ネオファンタジー文庫 講談社X文庫ホワイトハート 講談社ノベルス 幻狼ファンタジアノベルス | ||
刊行期間 | 1988年12月 - | ||
OVA:女戦士エフェ&ジーラ グーデの紋章 | |||
原作 | ひかわ玲子 | ||
監督 | 菊池一仁 | ||
シリーズ構成 | 会川昇 | ||
脚本 | 静谷伊佐夫 | ||
キャラクターデザイン | 土器手司 | ||
アニメーション制作 | J.C.STAFF | ||
製作 | 大陸書房 MTV | ||
発売日 | 1990年7月23日 | ||
話数 | 全1話 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | ライトノベル・アニメ | ||
ポータル | 文学・アニメ |
『女戦士エフェラ&ジリオラ』(おんなせんしエフェラ アンド ジリオラ)は、ひかわ玲子による日本のファンタジー小説作品。1988年12月から1992年まで大陸書房から大陸ノベルズ8巻と大陸ネオファンタジー文庫6巻が発行されている。92年8月の大陸書房倒産により講談社の講談社X文庫ホワイトハートへ移籍し、加筆修正や新たな短編小説を収録。2008年以降幻冬舎コミックスより幻狼ファンタジアノベルス8巻が発行された。
あらすじ[編集]
元魔道士エフェラと衰退したムアール帝国の皇女ジリオラの二人は傭兵となり、依頼を受け事件を解決したりトラブルに巻き込まれたりしながら 戦乱の炎くすぶるハラーマ大陸各地を旅していた。
登場人物[編集]
- エフェラ
- 現実的な性格を持つ青い髪の美少女。風の月・風の日・風の時に生まれた。
- 貧しい家に産まれ、幼い頃に魔道士ギルドに引き取られたものの、目くらましの術と幽体離脱(リダレーン)以外には魔法の力が開化せず、落ちこぼれであった。
- ジリオラ
- ムアール帝国の後継者で、黒い髪の美少女。水の月・水の日・水の時に生まれた。
- オカレスク皇家の最後の血筋を引く唯一の皇位継承者。しかし、宮廷生活に馴染めず家出してしまった皇女。
- オーリン
- ユーリック
- エフェラの幼馴染であり、優秀な魔道士。
- グルク
- ロディラ
- シャーガン公
- シニラ
- ダルーフォン
- オカレスク大帝
- ハラーマ大陸を武力統一した人物。ジリオラの祖先。
作中用語[編集]
- ハラーマ
- 主たる舞台となる大陸の名前。本作の世界には他にペロル、ザーン、ジャナといった大陸があるが、ハラーマは最大の大陸である。
- オリガ、ゼルク
- 本作の世界にある二つの月の名前。
- リダレーン
- エフェラが用いる魂を肉体から切り離す術。幽体離脱の術。肉体の物理的な制約を受けることなく行動することができるが、残された肉体は無防備になる。
- 夢石
既刊一覧[編集]
大陸ノベルズ[編集]
- ひかわ玲子(著) / 米田仁士(表紙・挿絵) 『女戦士エフェラ&ジリオラ』 大陸書房〈大陸ノベルズ〉、全7巻
- 「グラフトンの三つの流星」1988年12月、ISBN 4-8033-1875-1
- 「妖精界の秘宝」1989年2月、ISBN 4-8033-1904-9
- 「ムアール宮廷の陰謀」1989年3月、ISBN 4-8033-2008-X
- 「紫の大陸ザーン1 死海の勇者」1989年10月、ISBN 4-8033-2379-8
- 「紫の大陸ザーン2 神々の聖堂」1989年12月、ISBN 4-8033-2442-5
- 「オカレスク大帝の夢」1990年4月、ISBN 4-8033-2615-0
- 「双頭竜の伝説」1990年4月、ISBN 4-8033-2690-8
- ひかわ玲子(著) / 米田仁士(表紙・挿絵) 『女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ外伝 青い髪のシリーン』 大陸書房〈大陸ノベルズ〉、全2巻(未完)
- 1991年4月、ISBN 4-8033-3237-1
- 1992年5月、ISBN 4-8033-4091-9
大陸ネオファンタジー文庫[編集]
- ひかわ玲子(著) / 服部あゆみ(表紙・挿絵) 『女戦士エフェラ&ジリオラ』 大陸書房〈大陸ネオファンタジー文庫〉、全6巻
- 「グラフトンの三つの流星」1991年1月、ISBN 4-8033-3162-6
- 「妖精界の秘宝」1991年2月、ISBN 4-8033-3227-4
- 「ムアール宮廷の陰謀」1991年5月、ISBN 4-8033-3391-2
- 「紫の大陸ザーン1 死海の勇者」1991年8月、ISBN 4-8033-3679-2
- 「紫の大陸ザーン2 神々の聖堂」1991年11月、ISBN 4-8033-3773-X
- 「オカレスク大帝の夢」1992年2月、ISBN 4-8033-3961-9
講談社X文庫ホワイトハート[編集]
- ひかわ玲子(著) / 米田仁士(表紙・挿絵) 『女戦士エフェラ&ジリオラ』 講談社〈講談社X文庫ホワイトハート〉、全8巻
- 「ムアール宮廷の陰謀」1993年4月、ISBN 4-06-255123-3
- 「グラフトンの三つの流星」1993年6月、ISBN 4-06-255128-4
- 「契約の木」を追加収録。
- 「妖精界の秘宝」1993年9月、ISBN 4-06-255143-8
- 「紫の大陸ザーン 上」1993年12月、ISBN 4-06-255151-9
- 「紫の大陸ザーン 下」1994年1月、ISBN 4-06-255155-1
- 「オカレスク大帝の夢」1994年4月、ISBN 4-06-255167-5
- 「天命の邂逅」1994年10月、ISBN 4-06-255185-3
- 『双頭竜の伝説』前半を改題、加筆。
- 「星の行方」1995年8月、ISBN 4-06-255192-6
- 『双頭竜の伝説』後半を改題、加筆。
- ひかわ玲子(著) / 由羅カイリ(表紙・挿絵) 『真ハラーマ戦記』 講談社〈講談社X文庫ホワイトハート〉、全3巻
- 「グラヴィスの封印」1996年8月、ISBN 4-06-255253-1
- 「黒銀の月乙女」1997年2月、ISBN 4-06-255278-7
- 「漆黒の美神」1997年10月、ISBN 4-06-255318-X
- ひかわ玲子(著) / 有栖川るい(表紙・挿絵) 『青い髪のシリーン』 講談社〈講談社X文庫ホワイトハート〉、全2巻
- 「上」1999年10月、ISBN 4-06-255429-1
- 「下」1999年10月、ISBN 4-06-255437-2
- ひかわ玲子(著) / ほたか乱(表紙・挿絵) 『暁の娘アリエラ』 講談社〈講談社X文庫ホワイトハート〉、全2巻
- 「上」2000年7月、ISBN 4-06-255491-7
- 「下」2001年1月、ISBN 4-06-255518-2
- ひかわ玲子(著) / 由羅カイリ(表紙・挿絵) 『水晶の娘セリセラ』 講談社〈講談社X文庫ホワイトハート〉、全3巻
- 「上」2003年8月、ISBN 4-06-255686-3
- 「中」2003年11月、ISBN 4-06-255701-0
- 「下」2004年5月、ISBN 4-06-255735-5
講談社ノベルス[編集]
- ひかわ玲子(著)/米田仁士(表紙・挿絵) 『青い髪のシリーン―ハラーマ戦記』 講談社〈講談社ノベルス〉、全3巻
- 1994年3月、ISBN 4-06-181723-X
- 1994年3月、ISBN 4-06-181754-X
- 1994年4月、ISBN 4-06-181755-8
幻狼ファンタジアノベルス[編集]
- ひかわ玲子(著)/HACCAN(表紙・挿絵) 『帝国の双美姫』 幻冬舎コミックス〈幻狼ファンタジアノベルス〉、既刊3巻
- 2008年8月、ISBN 978-4-344-81387-8
- 2009年3月、ISBN 978-4-344-81579-7
- 2010年3月、ISBN 978-4-344-81920-7
- ひかわ玲子(著)/芳住和之(表紙・挿絵) 『女戦士エフェラ&ジリオラ』 幻冬舎コミックス〈幻狼ファンタジアノベルス〉、全5巻
- 2008年9月、ISBN 978-4-344-81434-9
- 『グラフトンの三つの流星』、『ムアール宮廷の陰謀』、書き下ろしを収録。
- 2008年10月、ISBN 978-4-344-81465-3
- 『妖精界の秘宝』、「契約の木」、「花の楽士」[注釈 1]を加筆・修正して収録。書き下ろしを収録。
- 2008年11月、ISBN 978-4-344-81492-9
- 『紫の大陸ザーン』上下を加筆・修正して収録。
- 2009年7月、ISBN 978-4-344-81606-0
- 『オカレスク大帝の夢』を加筆・修正して収録。「皇家の星」を書き下ろし収録。
- 2009年9月、ISBN 978-4-344-81766-1
- 『天命の邂逅』、『星の行方』を加筆・修正して収録。「一角獣と少女」を書き下ろし収録。
- 2008年9月、ISBN 978-4-344-81434-9
OVA[編集]
1990年6月23日に『女戦士エフェ&ジーラ グーデの紋章』のタイトルで劇場公開のアニメ作品、実質的にはOVAの劇場公開作品である[注釈 2]。本編45分。VHS(SVC-5001)とLD(SVD-4001)は7月23日に大陸書房より発売されている。当初は全四部作を予定していたものの、企画・発売元を担当する大陸書房の倒産により1話で打ち切りとなった。
- キャスト
- スタッフ
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- 監督 - 菊池一仁[1]
- 製作 - 阿部倫久[1]、島崎克美[1]
- プロデューサー - 高野宏[1]、相原義影[1]
- 企画 - 塚田友宏[1]
- 構成 - 会川昇[1]
- 原作 - ひかわ玲子[1]
- 脚本 - 静谷伊佐夫[1]
- キャラクターデザイン - 土器手司
- 作画監督 - 工藤征輝[1]
- 美術 - 砂川千里[1]
- 撮影監督 - 森口洋輔[1]
- 音楽 - 本多省二[1]
- 音響監督 - 千葉耕市[1]
- アニメーション制作 - J.C.STAFF[1]
- 製作 - 大陸書房[1]、MTV[1]
- 主題歌 - エンディングテーマ「Start Up(飛び立つ日)」 作詞 - MIKI,K / 作曲 - 本多省二 / 歌 - 松井奈桜子、伊倉一恵
大陸書房・大陸文庫より若桜木虔によるノベライズ版『グーデの紋章』(ISBN 4-8033-2923-0)が1990年8月に刊行されている。
ゲーム[編集]
- 「エフェラ アンド ジリオラ ジ・エンブレム フロム ダークネス」
- 1991年12月13日にブレイングレイより発売されたPCエンジンCD-ROM2用アクションロールプレイングゲーム。
詳細は「エフェラ アンド ジリオラ ジ・エンブレム フロム ダークネス」を参照
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 『カサブランカ革命 百合小説の誘惑』(イースト・プレス、1998年12月、ISBN 4-87257-153-3)掲載の短編
- ^ 制作のJ.C.STAFFのWEBサイトでもOVAとされている
出典[編集]
外部リンク[編集]
- 女戦士エフェ&ジーラ グーデの紋章 - ジェー・シー・スタッフ
- 女戦士エフェ&ジーラ グーデの紋章 - allcinema