多田野宏一
多田野 宏一（ただの こういち、1954年7月3日 - ）は、日本の実業家。タダノ代表取締役社長を経て、同社代表取締役会長、あおぞら銀行取締役。元日本建設機械工業会副会長。藍綬褒章受章。
人物・経歴[編集]
香川県高松市生まれ[1]。香川県立高松商業高等学校を経て[2]、1977年一橋大学経済学部卒業。大学では体育会陸上ホッケー部に所属。大学卒業後、丸紅株式会社に入社し、ナイジェリアやマレーシアに駐在[1]。
1988年株式会社タダノ入社。ドイツでのM&Aを手がけたのち、社長室長を務めた。1996年ドイツ・FAUN GmbH社社長に就任。2003年から株式会社タダノ代表取締役社長を務め[1][3][4]、売上の海外比率を3分の2にまで引き上げるなど、海外展開を進めた[5]。
2012年度特許庁長官奨励賞実施功績賞受賞[6]。2013年度発明協会会長奨励賞実施功績賞受賞[7]。2021年株式会社タダノ代表取締役会長[8]。2024年株式会社あおぞら銀行取締役[9]、藍綬褒章受章[10]。
一般社団法人日本建設機械工業会副会長[11][12]、高松商工会議所副会頭[13]、香川大学大学院地域マネジメント研究科非常勤講師（四国経済事情）[14]、公益財団法人香川県国際交流協会理事長[15]、一般財団法人多田野奨学会理事長なども務めた[16]。
親族[編集]
著作[編集]
- 「「トランプ特需」に即対応 海外でM&Aも仕掛ける」週刊東洋経済 = Weekly toyo keizai (6711) 2017
脚注[編集]
- ^ a b c d 「不安定な時代を生き抜くには、 キツい経験がものをいう」HQ44号
- ^ 「多田野宏一さん（S48年度卒）の新入社員へのメッセージが四国新聞で紹介されました。（2012.4.3）」香川県立高松商業高等学校同窓会
- ^ 「タダノ 香西西に新工場 高松港埋め立て地、県と土地売買仮契約 ／香川」毎日新聞2016年7月14日
- ^ 「タダノ、京大と自動化クレーン開発へ ロボやＡＩ活用、運転者不足対策探る」産経iz2018.3.12
- ^ a b https://www.ohk.co.jp/data/26-20240429-00000012/pages/ タダノ・多田野宏一さんに藍綬褒章 海外輸出額増加に尽力 クレーンメーカー業界のけん引役担う【香川】」]OHK岡山放送
- ^ 「平成24年度四国地方発明表彰」発明協会
- ^ [1]発明協会
- ^ 代表取締役の異動に関するお知らせ 会社名 株式会社タダノ
- ^ （人事・銀行）あおぞら銀行日本経済新聞2024年3月26日 2:00
- ^ ２４年春の褒章／藍綬褒章に多田野宏一氏ら、５月１４日伝達式日刊建設工業新聞2024年4月30日
- ^ 「一般社団法人日本建設機械工業会 人事・組織改革」ゴムタイムス2011年10月11日
- ^ [2]日本建設機械工業会
- ^ 役員・議員、組織図高松商工会議所
- ^ KAGAWA香川大学
- ^ 令和 6 年 3 月 1 日現在の評議員及び役員名簿
- ^ 四国の中高生たちに「世界に広がる進路の選択肢」を伝えたい！寄付サイト｜公益財団法人お金をまわそう基金