八垂別の滝

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八垂別の滝(2010年8月)
「滝」は雪の下を流れ、音だけが聞こえる
(2005年3月)

八垂別の滝(はったりべつのたき)は、北海道札幌市南区中ノ沢にある、左中の沢川にかかる小さな。「八垂別」は藻岩山南麓から硬石山にかけての旧字である[1]アイヌ語の「ハッタㇽ・ペッ」(淵の川)に由来する[2]

概要[編集]

砥石山登山口中ノ沢入口から徒歩で1分ほど入った場所にある[1]。滝は落差4m程で、傾斜した岩盤上を流れ落ちている。滑滝あるいは渓流瀑と呼ばれる形態と言える。

左中の沢川(ひだりなかのさわかわ)は、中の沢川の支流で、長さ約2kmある。砥石山の東の麓から東に向かって流れ出る。山から出る手前の谷で八垂別の滝を作り、そこから300mで平地に出て、1kmほどで中の沢川に合流する。合流点付近に野村橋がある。川に沿って、滝を経て砥石山に至る登山道がつけられている。

脚注[編集]

  1. ^ a b 広報さっぽろ 2014.7 南区”. 札幌市. 2024年5月29日閲覧。
  2. ^ 広報さっぽろ 2004.7 南区”. 札幌市. 2024年5月29日閲覧。